竹鼻(たけはな)祭り
- 岐阜県羽島市・八剱神社
- 毎年5月3日
- 県指定重要有形民俗文化財
■ 解説
「竹鼻祭り」は、竹鼻町「八剱(はっけん)神社」の例祭です。
日本武尊(やまとたけるのみこと)を祀る八剱神社は、1582年(天正9年)に竹ヶ鼻城城主・不破源六広綱(ふわげんろくひろつな)が、城の鬼門除けとして現地に遷祀したと伝えられています。
例祭の軕(やま)は、1792年(寛政4年)に7基、1845年(天保15年)から13基が曳かれていましたが、1922年(大正11年)から半数ずつを交互に曳くようになりました。
5基の軕※1には幕末期に作られたからくり人形(一部震災により焼失・再建)、7基の軕※2では子供の手踊り、1基の軕※3はぬいぐるみと「布袋おどり」の奉芸を行っています。
■ 祭事
以前は試楽・本楽の2日間のお祭りでしたが、近年は本楽祭のみ行われています。
午前9時30分から八劔神社の例大祭が始まります。
13時から半数の軕の曳き揃えがあり、残りの軕は展示、19時頃から川町・新町で夜山車曳きが行われます。
また、「青山スクエア」で「はしま六幸市」が開催されるなど、周辺の施設で各種イベントが行われます。
■ 開催日時・場所
本楽:5月3日(祝)
場所:八劔神社・竹鼻別院・御坊瀬戸広場・竹鼻町商店街周辺
お知らせ
令和3年は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止を決定しました。
これに伴い、当日の山車の曳行・展示、曳き揃え、夜山曳きは催行されません。
外部リンク
羽島市観光協会>令和3年度「竹鼻まつり」開催中止のお知らせ
1973年(昭和48年)3月16日に、竹鼻祭の山車が岐阜県の重要有形民俗文化財に指定されました。
※1 大西町、下鍋屋町、上城町、福江町、上町の軕
※2 宮町、川町、下城町、森町、中町、本町、今町の軕
※3 上鍋屋町の軕