富山県は日本海と山岳に囲まれた北陸越中の地です。
富山県は北陸道を介して加賀地方との文化交流、結びつきが古くから盛んでした。
北方は富山湾(日本海)で蜃気楼が見られることで有名です。
長野県との県境には北アルプス、石川県県境北部は宝達丘陵、岐阜県境には飛騨山脈(日本アルプス)や飛騨高地が控えています。また、岐阜県境山間部に「白川郷・五箇山の合掌造り集落」として世界遺産の五箇山、立山連峰、立山黒部アルペンルートなどがあり、日本で唯一氷河が現存します。
東側の新潟県との境は親知らずと呼ばれ、崖が続いており交通の難所とされています。
富山湾は魚津、滑川、氷見などでホタルイカを代表とする豊富な海産物が水揚げされます。
富山県東部を呉東、西部を呉西と呼び区分けされています。
富山県東部(呉東)
呉東地方は富山地区と新川地区に分かれ、
富山地区は富山市・滑川市、中新川郡(上市町・立山町・舟橋村)の2市1郡3町村、新川地区は魚津市・黒部市、下新川郡(朝日町・入善町)の2市1郡2町で構成されています。
「越中富山の薬売り」で知られる富山城の城下町の地域(薬都と呼ばれる)をはじめ、立山信仰の登山者たちの宿場町、また、ホタルイカやライチョウ(雷鳥)などは観光資源化されており有名です。
地域南部は剱岳を主峰とし、北アルプス・立山連峰が連なる山岳地帯です。立山黒部ジオパーク、ホタルイカ、魚津埋没林、立山黒部アルペンルートや黒部峡谷鉄道(トロッコ電車)が見所です。
ちなみに朝日町はビーチボールバレー発祥の地として知られています。入善町の特産品チューリップ、ジャンボ西瓜や杉沢の沢スギ(天然記念物)も有名です。
面積:約2768㎢、人口:約61.4万人
富山県西部(呉西)
呉西地方は高岡地区と砺波地区に分かれ、
高岡地区は高岡市・射水市・氷見市の3市、砺波地区は砺波市・小矢部市・南砺市の3市で構成されます。
加賀藩主前田利長が築いた高岡城の城下町として発展し、伝統工芸の高岡銅器に代表される鋳物の生産が盛んです。(高岡漆器も有名)
古代高岡郊外は越中国の国府が置かれ、国司として赴任した大伴家持が万葉集に多くの歌を残しました。
新湊漁港では水産業が盛んで富山湾の宝石と称される白えびをはじめ、ズワイガニやホタルイカ、ブリ、バイガイなどが水揚げされます。
半世紀にわたり「海の貴婦人」として親しまれる日本の航海練習帆船「海王丸」が展示・公開される海王丸パークも有名です。
砺波市ではチューリップの球根の生産が盛んです。
面積:約1479㎢、人口:約43万人
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