半夏生(はんげしょう)

本日は、雑節「半夏生」とのことです。 日本には二十四節気のほかに雑節といわれる季節の移り変わりの目安となるものがあるそうで、 彼岸や節分などもこれにあたります。

さて半夏生とはいかなるものか? 半夏生は夏至から数えて11日目のことを指し、その日から5日間を言うそうです。 ※天球上の黄経100度の点を太陽が通過する日と定義されている・・・何だか難しすぎますが、わかり易くは7月2日~7月6日ごろとされています。

名称由来については諸説ありますが、半夏生という植物があり、この時期に葉の色が真っ白になることから、こう呼ばれるようになったとのことです。

半夏生は古来より田植えや畑仕事の目安とされ、この頃までに田植えを終えるべきとされていました。 この時期には関西はタコ・香川県はうどん・福井県はサバ、奈良県ではお餅(各地域でこの時期に手に入る食材)を食べたりと日本各地で様々な風習があります。たとえばタコについては「四方八方に脚をのばし~農作物がしっかり根を張り無事に育つよう」など農家さんの思いが込められているのです。 農作業を中心とする日本人が大切な節目としてきた暦の半夏生です。

地方によってはこの時期、空から毒気が降ってくるともいわれ、井戸に蓋をする習慣もあるそう。 ちょっと怖い日ですね。この時期に降る雨を半夏雨といい、河川氾濫や土砂崩れなどの災害が起こりやすい時期でもあります。

今年も上半期が終わり、あと半年となりましたが、農業そして農作物についていろいろ考える機会になりますね。 そして今まさに、恐れていた災害が現実となったニュースが流れています。被害に遭われた地域の方、一日も早く日常が戻られますことを祈っております。

梅雨のイメージ

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