大垣まつり 〜ユネスコ無形文化遺産

大垣まつり

  • 岐阜県大垣市・大垣八幡神社
  • 毎年5月15日直前の土曜日〜日曜日
  • 岐阜県重要有形民俗文化財
  • 国指定重要無形民俗文化財
  • ユネスコ無形文化遺産

■ 解説
「大垣まつり」は、大垣市の総鎮守「八幡神社」の例祭です。
その起源は、慶安元年(1648年)に大垣藩主・戸田氏鉄公が八幡神社を再建・整備し、それを喜んだ城下18郷が御輿3基を寄進、10町が軕(やま)を造り曳いたのが始まりと伝えられています。
1679年(延宝7年)に藩主・戸田氏西(とだうじあき)から3基の軕が下賜されると、10町の軕も趣向を凝らして飾り立てられました。
濃尾大震災や太平洋戦争などで一部の軕を失うこともありましたが、2012年(平成24年)までに全ての軕が再建、今では13基全てが揃って大垣城下町の中を曳かれます。
そして13基の軕では、からくり人形や子供の演舞などが披露され、祭の見物客を魅了しています。

■ 祭事
試楽祭では、大垣八幡神社で神事が行われ、八幡神社の前に集まった13基の軕(やま)※1が順次「奉芸」を行います。その後、市役所玄関前へと移動し「掛芸披露」を行います。かつては掛芸披露は大垣城内にて藩主への上覧の名残で、現在は大垣市長がその役を努めます。
夕方に大垣八幡神社に戻ると軕の提灯を点灯し、「龍の口橋」の間を曳かれる「夜宮(よみや)」が行われます。
翌日の本楽祭では朝に大垣八幡神社で奉芸を行った後、神楽軕を先頭にして大垣市街の城下町8.8kmを曳き廻ります(道順は奇数年が東回り・偶数年が西回り)。
16時過ぎ頃に「大垣駅通り」の「新大橋」で3基の神輿と13基の軕が合流し、お祭りの最高潮となる「大垣まつり行列」が行われます。
そして夕方に軕の提灯を点灯し、再び「夜宮(よみや)」が行われて大垣まつりは終わります。

1971年(昭和46年)9月14日および1979年(昭和54年)6月15日に、被災を免れた9基の大垣祭軕と朝鮮山車付属品が岐阜県の重要有形民俗文化財に指定されました。
2015年(平成27年)3月2日に、「大垣祭の軕行事」が国重要無形民俗文化財に指定されました。
2016年(平成28年)12月1日に、「山・鉾・屋台行事」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。

※1 本町・中町・新町…神楽軕(かぐらやま)、魚屋町・竹島町・俵町…大黒軕(だいこくやま)、船町・伝馬町・岐阜町・宮町…恵比須軕(えびすやま)、本町…相生軕(あいおいやま)、中町…布袋軕(ほていやま)、新町…菅原軕(すがわらやま)、魚屋町…鯰軕(なまずやま)、竹島町…榊軕(さかきやま)、俵町…浦嶋軕(うらしまやま)、伝馬町…松竹軕(しょうちくやま)、岐阜町…愛宕軕(あたごやま)、宮町…猩々軕(しょうじょうやま)

■ 開催日時・場所
場所:大垣八幡神社周辺、東外側通り、大垣駅通り、ほか

お知らせ
令和3年5月8日(土)・9日(日)に開催を予定しておりました「大垣まつり」につきましては、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染防止のため中止となりました。
外部リンク 大垣まつり

外部リンク 大垣・西美濃観光ポータル>西美濃イベント情報>大垣まつり
外部リンク 大垣市公式サイト>観光・文化>まつり>大垣まつり
外部リンク 大垣八幡神社>大垣まつり

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